画像出典:グアム政府観光局

Shopping 2024.10.19

グアムでチップは必要?相場はどれくらい?リアルな現地情報

海外旅行に行くと悩ましいチップ問題……

画像出典:グアム政府観光局

日本人が海外旅行に行く際に悩みの種となるのが、チップ制度です。日本ではチップの文化がないため、払うか払わないか、どのくらい払えばいいのか、いつ渡せばいいのかなど、わからないことも多いかもしれません。国によってはチップが従業員の大切な収入源となっていることもあるため、その国の文化を理解し尊重することが大切です。

日本以外にも、チップ文化がない国・ほとんどない国は多く存在しています。海外旅行では、訪問する国のチップ制度をあらかじめリサーチしたうえで、現地の文化に合った対応を心がけることがポイントです。チップ文化を正しく理解することで、旅先での体験がさらに充実し、心に残る思い出を作ることができるでしょう。

今回は、日本人に人気の旅行先であるグアムのチップ文化についてご紹介します。アメリカ本土ではチップ文化が当たり前の風習がありますが、グアムでは少し事情が異なります。グアムのチップについて学び、安心して滞在を楽しみましょう。

グアムはチップが必要?不要?

画像出典:グアム政府観光局

結論から言うと、グアムでは基本的にチップの習慣はあまりありません。飲食店のお会計はサービスチャージ込みの金額になり、ほぼチップの支払が不要となっています。サービス料の加算のない場合も金額の指定はなく、自由に書き入れられるケースが多い傾向にあります。

日本のように「チップを渡そうとしたら断られる、慌てられる」という事態にはなりませんが、未払いを責められることもありません。ただしサービスの内容や料金設定によって、チップを渡すことで喜んでもらえるシーンは存在しています。

たとえばベッドメイキングやタクシー、ベルスタッフなどが荷物を運んでくれた場合は、お礼として少額のチップを渡すと感謝の気持ちが伝わるでしょう。しかしその場合も強制ではないため、チップの支払い自体は自由です。柔軟な選択肢があり、チップ文化のハードルが低いことも、日本人にグアムが人気の理由といえるでしょう。

意外と知られていない!グアムのチップ制度

画像出典:グアム政府観光局

ここでは、グアムのチップ制度をさらに詳しくご紹介します。同じアメリカでも、本土やハワイと比べてチップの強制力が弱いのがグアムの大きな魅力です。訪問前にグアムのチップ制度を学び、楽しい旅行にしましょう。

レストランではサービスチャージが含まれているのでチップは不要

アメリカ本土では、レストランでのチップは「あって当たり前」。しかしグアムでは、飲食店におけるチップはほぼ必要ありません。なぜならグアムでは、レストランのお会計のなかに、あらかじめサービスチャージが含まれていて、別で支払う必要がないケースが多いためです。

グアムには消費税がないため、日本の消費税がサービスチャージになったと思えば計算しやすいでしょう。サービスチャージが込みの場合は、チップを支払わなくても、マナー違反にはならないのでご安心ください。

例外として、荷物を持ってもらったとき、ホテル内の高級レストランやスタッフのサービスが良かった場合は、料金の10〜15%のチップを支払うと良いでしょう(ただしこの場合も強制力はないためご安心ください)。

ハワイなどと比べて強制的ではなく自由に決めてOK

グアムのチップ文化の魅力として、アメリカ本土やハワイと比べて、金額を自由に決められることが挙げられます。たとえばハワイでは、サービスに対するチップの相場がある程度決まっています。

レストランやタクシーは利用料金の15〜20%、ホテルのポーターは荷物1個につき1〜2ドル、部屋清掃も同様に1〜2ドルなどが代表的です。相場以下のチップもしくはチップなしだと、サービスの質が悪かったという印象を与えてしまいます。

グアムではサービスを使う側が相場を柔軟に決められるため、チップ支払いのプレッシャーがほとんどありません。

グアムのチップ相場表

画像出典:グアム政府観光局

ここでは、グアムのチップの相場を表形式でご紹介します。

空港空港送迎での荷物出し入れ時:荷物1個につき$1程度
タクシー料金の15%程度
ホテル・ベッドメイキング:1泊$2程度
・ホテルマンへのタクシーの依頼:$1程度
・ベルマンに荷物を運んでもらったとき:荷物1個につき$1程度
・クラブラウンジの利用:$1~2(支払わなくても可)
レストラン・高級レストラン:全体の料金の20%程度
・普通のレストラン:全体の料金の15%程度
・バーやクラブ:まとめて会計時に15%程度
駐車場バレーパーキングで車を持ってきてもらったとき:$2~3程度
スパ・マッサージなど全体の料金の15%程度

上記はあくまで目安のため、実際のチップ支払いはサービスの質によって判断しましょう。また記載されているチップ料金においても、サービスチャージが発生している場合は不要の認識で構いません。

グアムのチップ相場・目安

画像出典:グアム政府観光局

ここでは、グアムのチップの相場・目安をご紹介します。

またグアム訪問前にぜひ覚えておきたいチップ関連の英会話フレーズは以下の通りです。

お釣りをチップとして差し上げたいとき・Please keep the change.
・I don’t need change.
チップを渡すときThank you. Here you are.
サービス料が支払い料金に含まれているか知りたいときIs the service charge included?

チップを渡すときに、英語でサラッと感謝の言葉を伝えられるとスマートです。ぜひグアム訪問前に練習して、いつでも伝えられる準備をしておきましょう。

レストランのチップ相場・ルール

グアムのレストランでは、基本的に5〜10%のサービスチャージが存在しています。もしサービスの内容に満足できなかった場合は、サービスチャージを取り除ける店舗もあります。すべての店が対象ではないため、レストランごとに記載を確認しておきましょう。

席担当がつかないようなカジュアルなお店の場合は、レジに「Tip」と書いたビンが置いてあるケースが多い傾向にあり、お会計時に任意の金額を自由に入れられます。

ホテルのチップ相場・ルール

グアムのホテルでは基本的にチップは不要です。ただし前項でもご紹介した通り、ベッドメイキングやベルマンのサービスで少額(1〜2ドル程度)のチップを支払うことで、良質なコミュニケーションをとれます。チップの強制力はありませんが、余裕があればぜひ渡してみましょう。

ホテル内の高級レストランでは、サービスの内容により全体料金の10〜15%程度を支払うとスマートです。またビュッフェタイプのようなレストランでは、料金にサービス料が含まれているケースがほとんどのため、チップは不要となっています。

タクシーのチップ相場・ルール

グアムのタクシーは、基本的に現金のみです。そのためチップを支払う際も現金となります。タクシーのチップに強制力はありませんが、料金の15%程度をチップとして支払うとスマートです。

もしくは、端数が発生している料金を多めにきり良く払い、お釣りはチップとして渡すのもおすすめです(例:料金が11.5ドルなら12ドル渡し、お釣りの0.5ドルをチップにしてもらう)。また荷物を運んでもらった際は、荷物1個につき1ドルのチップを目安にしましょう。

※グアムで使える配車アプリ『ストロール』では、アプリ内で下車する際にチップの有無やパーセンテージを選択できます。

アクティビティスポットのチップ相場・ルール

グアムの魅力といえば、マリンスポーツをはじめとする数々のアクティビティ。アクティビティをレクチャーしてくれるスタッフやツアーのガイド、ドライバーなどにチップを渡すと、お互いに気持ち良いコミュニケーションがとれるでしょう。

チップの相場は、1〜5ドル程度が一般的です。アクティビティの時間が終わった後、別れるタイミングやお見送りのタイミングなどで渡すとスマートです。ツアーガイドとドライバーが別々の場合は、それぞれにチップを渡しましょう。

スパなどのチップ相場・ルール

グアムでは、スパ・エステ・マッサージなどのお店も多く展開されています。ホテル内のスパ施設やルームサービス、街中のサロンなどを利用する際は、伝票をチェックしましょう。伝票内にすでにサービスチャージが含まれている場合は、余分にチップを渡す必要はありません。

ただしサービスに満足した場合は、チップ渡すともちろん喜んでもらえます。チップを渡すタイミングは、アクティビティと同様にお見送りのときが良いでしょう。2人以上のスタッフに施術をしてもらった際は、それぞれに渡してください。

この記事をシェアする

Writer

&Guam編集部

グアムの最新情報をはじめ、観光スポット、レストラン、ホテル、アクティビティ情報など、グアムの魅力をお届けします!

記事一覧に戻る

関連記事

Related Columns

TOP