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Others 2025.08.07

海外旅行でパスポートは持ち歩くべき?安全に旅するためのヒント

海外旅行の必需品パスポートは、持ち歩くべき?

グアム国際空港
画像出典:グアム政府観光局

入国の際に忘れてはならないパスポートですが、観光の際に持ち歩くべきなのか、ホテルに置いておくべきなのか迷いますよね。

海外旅行では予期せぬトラブルや年齢確認、警察による身分確認など、パスポートの提示を求められる場面が多々あります。日本の免許証などは通用しないため、パスポートは唯一の身分証として重要です。

とくに中国やマレーシアなどでは所持が義務付けられ、提示に応じないと処罰の対象になることも。盗難に注意しつつも、安心して行動するために、パスポートは常に携帯するのが大切です。

この記事では、安全に旅行するためにパスポートの扱い方・持ち歩き方を解説します。海外旅行に行く際に、参考にしてくださいね。

パスポートの役割や所持する際の注意点

パスポート
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パスポートは海外での身分証明の手段として重要な役割を担っています。とくにトラブルに巻き込まれた際はパスポートを携帯していないと大変な事態になることも。また、パスポートは正しく携帯し、盗難や紛失にも注意が必要です。

まずはパスポートの役割や注意点について解説します。

国際的な身分証明書になる

海外では、パスポートが唯一の信頼できる身分証明書として扱われます。入国審査だけでなく、ホテルのチェックインや免税店での買い物、飲酒やカジノ入場時の年齢確認など、さまざまな場面で提示を求められることがあるでしょう。

小さな買い物でも提示を求められることがあり、持っていないとスムーズに行動できずに困ることも。国際的な身分証として、パスポートは携帯しておくと安心です。

入国・出国、トラブルに巻き込まれた際に必要不可欠

海外では予期せぬトラブルや、警察からの職務質問を受けることも珍しくありません。とくに中国やマレーシアなどでは、身分証としてパスポートの提示が義務付けられており、拒否すると罰則を受ける可能性もあります。

また、事件や事故に巻き込まれた際、パスポートを所持していれば日本政府の保護要請文によって現地機関からの支援を受けやすくなります。安全確保の観点からも、パスポートの携帯は欠かせないといえるでしょう。

一度失くすと再発行に時間がかかる

海外でパスポートを失くすと、すぐに帰国できない事態が生じるため注意が必要です。まず現地警察で紛失届を出し、その後大使館などの在外公館で再発行の手続きを行う必要がありますが、新しいパスポートの発行には時間がかかります。

旅行中の場合、帰国日までに間に合わないケースも多く、一時的な渡航書を申請することに。このような場合に備えてパスポートのコピーを別に保管しておくことが非常に重要ですが、原則パスポートは紛失しないように注意しましょう。

パスポートを持ち歩かなくてもいい場合は? 判断するときのポイント

パスポート
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前述の通り、パスポートの携帯が義務付けられている国もありますが、そうでない国もあります。パスポートは大切なものなので、「持ち歩くとなくしてしまいそう…」と不安になる人も多いでしょう。

ここからは、パスポートを持ち歩くかどうか迷ったときの判断ポイントをご紹介します。

現地の治安を確認

現地の治安が良ければパスポートを持ち歩いても比較的安心ですが、スリやひったくりが多発する地域では注意が必要です。治安が悪い場所で常にパスポートを所持していると、盗難に遭ったり、大きなトラブルに発展したりする可能性があります。

そのため、海外旅行の前には外務省の海外安全情報などで現地の治安状況を事前に確認しましょう。万が一リスクが高いと判断した場合は、コピーの携帯やホテルの金庫での保管を検討するのが安全です。

参考:外務省 海外安全ホームページ

行く予定の場所でパスポートが必要かどうか

観光などで訪れる場所によっては、パスポートの提示が必要になることがあります。

例えば、免税店や高額商品、酒類やたばこの購入時、カジノやバー、クラブなど年齢制限のある施設では、身分証としてパスポートを求められることが多いです。

また、一部の観光地や施設では、チケット購入時や入場時に本人確認を行うケースも。特に日本人は実年齢よりも若く見られることが多く、パスポートで年齢が確認できないと酒類の購入やアクティビティが制限されてしまうこともあります。海外旅行の前に行き先の情報を事前に調べ、パスポートが必要な場面があるかを確認しておきましょう。

ホテルのセキュリティ状況

海外旅行の際は、ホテルのセキュリティ状況をしっかり見極めたうえで、パスポートを持ち歩くかどうかを判断しましょう。比較的安価なホテルや民泊などでは、金庫やフロントに預けた場合でも管理が不十分で、盗難やパスポートの取り違えなどのトラブルが起こる可能性があります。

そのため、信頼性に不安がある宿では肌身離さず持ち歩くほうが安全です。海外旅行を楽しむためにも、宿のセキュリティを確認し、状況に応じた対応をしましょう。

特にグアムなどのビーチリゾートに滞在する場合、ビーチでの過ごし方にも注意が必要です。砂浜では荷物の管理が難しいため、パスポートは基本的にホテルのセキュリティボックス(金庫)に保管し、暗証番号は忘れないように注意しましょう。

やむを得ず持ち歩く場合は、防水ケースなどに入れて自分から離さないようにすることが重要です。泳いでいる間に荷物を盗まれるケースもあるため、ビーチでは最小限の持ち物で行動することが安全対策になります。

海外でパスポートを持ち歩くときの注意点

グアムの海
画像出典:グアム政府観光局

海外旅行でパスポートを持ち歩く際は、盗難や紛失を防ぐ対策が欠かせません。バッグの外ポケットに入れるのは避け、原本とコピーを別々に携帯しましょう。

また、必要のない場面でむやみに取り出さず、専用のパスポートケースに入れて管理することで安全性が高まります。

詳しい対策方法を見ていきましょう。

バッグの外ポケットには入れない

パスポートを持ち歩く際、バッグの外側のポケットに入れるのは避けましょう。外ポケットは簡単に手が届きやすく、スリなどの被害に遭いやすいためです。

できれば、斜めがけのサコッシュやボディバッグなど体の前側に密着させられるバッグを使い、ファスナー付きで開けにくいものを選ぶと安全です。また、生地が厚く丈夫なバッグを選ぶことで、切り裂きなどのリスクも減らせます。

コピーと原本両方持ち歩く

海外旅行の際には、パスポートの原本だけでなく、必ずコピーも携帯することが大切です。紛失や盗難など万が一のトラブル時に、コピーがあれば身分証明の一助となり、迅速な再発行手続きにも役立ちます。

また、スキャンした電子データをスマートフォンやクラウドに保存しておくと、紛失リスクを分散できるため安心です。ただし、コピーはパスポート原本ほどの法的効力はありません。使用可能な場面を事前に確認し、原本は厳重に管理することが不可欠です。

不要な場面では取り出さない

海外旅行中は、パスポートを常に携帯していても、必要のない場面ではむやみに取り出さないことが大切です。

パスポートは貴重な身分証明書ですが、それを不用意に取り出すことで紛失や盗難のリスクが高まるためです。とくに人混みや観光地、公共交通機関などでは、注意深く管理しましょう。

また、不用意にパスポートを見せることで、思わぬところで犯罪の標的になる可能性もあります。パスポートは、見せる必要がある場合にだけ提示しましょう。

パスポートケースに入れる

海外旅行中はパスポートを専用のパスポートケースに収納して持ち歩きたいもの。パスポートケースには、ブックタイプや首から下げるセキュリティポーチなどがあり、個人情報を盗み取るスキミング被害を防ぐ役割があります。

とくに、身体に密着させて衣服の下に隠せるタイプのポーチは安全性が高くおすすめです。また、財布やスマホと一緒に入れると、出し入れする機会が多くなり紛失リスクが上がってしまいます。そのため、パスポートは単独で管理するのが安心です。

パスポート以外も!海外旅行で安全に過ごすための5つのヒント

グアムの路上
画像出典:グアム政府観光局

海外旅行を安全に過ごすには、パスポートの管理以外にもできることがたくさんあります。ここからは、海外旅行で安全に過ごすためのヒントを5つご紹介します。

現地の治安情報を事前に把握しておく

海外旅行中、安全に過ごすためには、渡航前に現地の治安情報を詳しく調べることが大切です。例えば、犯罪が多発している地域や夜間の危険エリアを把握すれば、不必要に足を踏み入れるリスクを避けられます。

また、スリや詐欺が多い場所や最新の治安トラブル情報を知ることで、予防策を講じやすくなります。現地の治安状況を常にチェックし、状況が悪化した場合には速やかに避難や移動を判断できるよう備えておきましょう。

また、最初から治安のいい国を旅行先として選択することもおすすめです!各国の犯罪率なども参考に、治安のいいスポットから旅行先を選んでみてください。

最低限の現金と貴重品だけを持っていく

海外旅行では盗難や紛失に備え、持ち歩く現金やパスポートなどの貴重品は必要最低限にとどめることが大切です。ホテルのセキュリティや貴重品ボックスも完全に安全とは言えないため、使わないクレジットカードや不要な重要書類は持ち歩かないようにしましょう。

必要なものだけを厳選して携帯し、残りはホテルの安全な場所に保管するか、日本から持ってこないようにすることが重要です。

人混みではバッグを前に持つ

海外旅行中の観光では、バッグを身体の前に持つことが非常に重要です。とくに人混みや観光地ではスリやひったくりが多発しているため、背中や横にバッグを持っていると気づかないうちに盗まれるリスクが高まります。

バッグを前に抱えることで、常に視界に入り、素早く守ることができるため防犯効果が格段に上がります。また、ファスナーや開口部が自分の身体側にあるバッグもおすすめです。ファスナーにカラビナを付けバッグに固定することで、簡単に開けられないようにするのも効果的です。安全に旅行を楽しむためにも、バッグの持ち方には十分注意しましょう。

日本語が通じる緊急連絡先を用意する

海外旅行では、緊急時に迅速かつ適切な対応が求められるため、日本語が通じる緊急連絡先を事前に準備しておくことが大切です。現地での事故や病気、盗難などのトラブルに遭った際、言葉の壁があると正確な状況説明や助けを求めるのが難しくなります。

日本大使館や領事館の連絡先はもちろん、旅行会社や保険会社の日本語対応窓口も控えておくと安心です。これにより、万が一の際も落ち着いて対応でき、早期解決につながるでしょう。

万が一に備えて海外旅行保険に加入する

海外旅行では、予期せぬ病気やケガ、盗難、トラブルに備えて必ず海外旅行保険に加入しましょう。現地の医療費は高額になることが多く、万一の入院や治療費が自己負担になると大きな負担となります。

また、パスポート紛失や携行品の盗難時にも保険が役立ちます。保険に加入していれば、緊急時の対応や費用補償がスムーズに行われるため、安心して旅行を楽しめるでしょう。旅行前に補償内容をよく確認し、自分に合ったプランを選んでみてください。

トラブルに巻き込まれないようしっかり準備しよう

グアムの観光客
画像出典:グアム政府観光局

海外旅行を安全に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。とくにパスポートは海外での身分証明の要であり、紛失や盗難のリスクを避けるためにコピーの用意や適切な管理が大切です。

また、現地の治安情報を確認し、貴重品の持ち歩き方や緊急連絡先の準備、海外旅行保険への加入も必須です。この記事を参考に対策を講じながら、安全第一で計画を立てましょう。

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Writer

&Guam編集部

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