円安の影響が少ない旅行先はどこ？円安でも楽しめる海外旅行先11選

円安だからといって海外旅行を諦めたくない！

近年の円安で訪日外国人観光客（インバウンド）が急増していますが、その一方で、日本人にとっては海外旅行のハードルが上がりつつあります。旅費が全体的に高く感じられ、「もう海外は無理かも…」と諦める人も多いでしょう。

しかし、円安の影響が少ない国や、比較的リーズナブルに訪問できる旅行先も存在します。現地の物価や為替のバランスによっては、宿泊費や滞在費を抑えながら海外旅行を楽しむことも可能ですよ。

今回は「円安の影響が少ない旅行先はどこ？」という疑問にお応えするために、円安でも楽しめる海外旅行先をご紹介します。円安の影響が少ない旅行先を探す際のポイントも解説していきますので、費用を抑えて海外旅行を楽しみたい人はぜひ参考にしてくださいね。

※本記事の内容は2025年5月時点のものです。最新情報は各国の公式情報を参考にしてください。

円安が海外旅行に与える影響とは？

円安が続くなか、海外旅行の費用に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。物価高に加えて、円の価値が下がることで、海外での出費は以前より割高になりがちです。

実際に円安が海外旅行にどう影響するのか、具体的な例を以下の表で紹介します。

円安による影響を受けやすい要素	事例
航空券代	燃料代や海外空港使用料などが円建てで上乗せされやすく、航空券が値上がりしやすい。
現地の物価	円で換算したときの価格が割高に。食事や買い物により多くの円が必要になる。
入場料・ツアー費用	現地通貨で支払うため、円安の影響で割高に感じやすくなる。
為替手数料	両替やカード利用時の手数料がかさみ、実際の出費が増える。

上記のように、海外旅行において円安はデメリットが多いもの。しかし、円安の影響を受けにくい要素もあります。たとえば、日本円で事前決済できるツアー予約や航空券などが当てはまります。

また、自然散策や街歩きなどの無料アクティビティは円安の影響が小さく、コストを抑えやすいポイントです。「円安だから海外旅行は無理」と諦めるのではなく、現地での支出を賢くコントロールする工夫が旅行を楽しむためのカギです。

円安の影響が少ない旅行先を探すときのポイント

ここでは「円安の影響が少ない旅行先はどこ？」と思っている人のために、円安の影響を受けにくい旅行先を探すポイントをご紹介します。同じ海外旅行でも、旅先の選び方や滞在方法で費用を抑えられます。現地の物価や通貨との関係性を意識すれば、予算を抑えつつ満足度の高い旅が実現できますよ。

現地通貨が安い国を選ぶ

円安時の海外旅行では、相対的に現地通貨の価値が安い国を選ぶのがおすすめです。たとえばアメリカやヨーロッパのような物価が高い国では、円の値段が下がることで費用が跳ね上がります。

一方、東南アジアをはじめとする現地通貨が安い国であれば物価も安く、基本的にリーズナブルに過ごせるため、円安時でもコスパの良い旅行を実現できます。

物価が日本より安い国を選ぶ

円安のときでも、現地の物価が安い国を選べば、滞在中の出費を抑えられます。物価が日本より高い国では、宿泊、食事、交通などあらゆる費用が割高になりがちです。

円の価値が下がっているときは、物価の安い国で「少ない予算でも満足できる旅」を楽しむのがコツ。賢く選べば、予算内でちょっとした贅沢も可能です。

パッケージツアーを利用する

旅行費用を予め日本円で決済できるパッケージツアーを利用すれば、円安でもお得に海外旅行を楽しめます。宿泊施設代、食事代、観光代などがセットになっており、為替変動による追加料金のリスクを抑えられます。

費用が明確で計画も立てやすいのが魅力です。

日本からのアクセスの良さで選ぶ

円安でもお得に海外旅行を楽しむためには、日本からのアクセスの良さも重要です。基本的に海外旅行では、飛行機での移動時間が長いほど渡航費がかさみ、円安による為替の影響も受けやすくなります。

グアム、サイパン、韓国、台湾など、日本からの距離が比較的近い国であれば移動コストが少なく、円安でも大幅な価格変動も影響が出にくいでしょう。

日本人に人気の旅行先から選ぶ

日本人観光客が多い国は、日本市場を重視した価格設定をしている場合があります。観光客離れを防ぐために、円安時でも現地価格が据え置きになっていたり、割引が提供されるケースも。

実際の支払い額が極端に安くなるわけではないものの、「他国よりは安く感じられる」傾向があるため、候補に入れておくとよいでしょう。